デザインにおけるレイアウト|同じ要素でも伝わり方に差が出る

2024.10.12デザイン

デザインにおけるレイアウト

デザインを制作する際には、見た人・読者に対してどのようなイメージを持ってもらいたいかを考えることが重要です。

デザインはセンスが必要と思ってしまいがちですが、ポイントを押さえることで誰でもデザイン力を向上させられます。

押さえておくべきポイントのなかには、要素の配置を表す「レイアウト」と呼ばれるものがあります。

本記事では、デザインにおけるレイアウトについて、同じ要素でも伝わり方に差が出る方法とあわせて解説します。

 

「レイアウト」とは?

レイアウトとは写真におけるレイアウトとは、枠内における被写体の位置を指すもので、何をどのように配置するかを考えることです。

たとえば、被写体を真ん中に置くべきなのか、右・左に寄せるべきなのかなどが、レイアウトを考えるということになります。

その際に必ず考えなければならないのが、読者にどのようなイメージを持ってもらいたいのかということです。

同じ被写体でもレイアウトの違いによって受け取るイメージが変わるため、デザイナーは慎重に考えなければなりません。

 

レイアウトを考える際の抑えるべきポイント

レイアウトを考える際の抑えるこちらでは、レイアウトを考える際の押さえるべきポイントをご紹介します。

 

目的の明確化

結論として、レイアウトには正解・不正解というものが存在せず、強いていうなら読者に意図が伝われば正解といえます。

デザインを制作する際は、誰に・どのシチュエーションで・何を・なぜ・どのように伝えるのかを考えておきましょう。

目的がブレてしまうと伝えるべき情報が伝わらなくなるため、常に意識して製作するように心がけることが重要です。

 

ビジュアルコミュニケーション

ビジュアルコミュニケーションとは、写真やイラストなどの視覚情報を用いて情報を交換することを指す言葉です。

どのような形に対して、読者はどのようなイメージを受け取るのか、またはどこに配置すればわかりやすくなるのか、などです。

レイアウトにおいては配置を検討することがビジュアルコミュニケーションになり、伝わりやすさに大きな影響をおよぼします。

 

バランス

レイアウトでは中央に配置したり、片側に寄せたりして余白に文字などを書くことで調整します。

たとえば、名刺など横書きの文章の場合、中央に配置するよりも左側に寄せた方が視認性は高まります。

また、関連する要素を近づけることで、視覚的に情報の関連性を理解できるようになるなど、さまざまなテクニックが存在します。

 

アクセント

被写体を目立たせたい場合、背景やその他の情報は抑え気味に表示し、被写体を強調することでアクセントになります。

アクセントは言い換えると変化ともいえるもので、サイズを変えたり余白を設けたりすることで加えられます。

同じ要素を掲載しても、アクセントの有無によって読者への伝わり方は大きく変わります。

 

基本テクニック

基本テクニック下記はレイアウトを考える際に多くのデザイナーが実践している、基本テクニックです。

 

整列

写真やイラスト、文章の位置をそろえることで、速やかな情報処理を行えるようになります。

名刺や書籍などの文章は横書きの場合は左寄せ、縦書きの場合は上寄せで整列されています。

 

近接

近接は関連性が高い情報を、ある程度のかたまりとしてまとめて配置するテクニックになります。

イベントの開催期間や日時のほか、住所とメールアドレスなどは近接を利用して記載されることが多い情報です。

 

反復

反復は同じ要素を繰り返すことで見た目を統一し、情報の判断をしやすくするための手法です。

反復する要素のサイズや文章量などを統一することで、整ったデザインを作成できます。

 

対比

対比は目立たせたい要素を、ほかの要素よりも大きく表示したり、目立つ色を使用したりすることで強調する方法です。

人の目は目立つものに引き寄せられる傾向にあることから、対比を利用することで見られる可能性が挙げられます。

 

レイアウトのポイント

レイアウトのポイントレイアウトを検討する際は、下記のポイントを押さえておきましょう。

 

読者の視線を意識する

人の視線は、横書きの場合は「Z型」に移動し、縦書きの場合は「N型」に移動するといわれています。

横書きかつ箇条書きなどの場合は「F型」に移動するため、この動きを利用して要素の配置を検討しましょう。

 

余白を持つ

さまざまな情報を記載したいからといって、隙間なく膨大な情報を記載しても、ほとんどのユーザーは見てくれないことでしょう。

必要な情報のみを記載し、ある程度の余白を設けることによって、視認性の向上と協調を両方実施できます。

 

2分割・3分割を意識する

レイアウトを考える際は、画面を2分割や3分割にすれば構成を考えやすくなります。

「〇〇vs○○」や、「○○+○○といったものも、分割に含まれる要素です。

 

おわりに

本記事では、デザインにおけるレイアウトについて解説しました。

写真におけるレイアウトとは、枠内における被写体の位置を指すもので、何をどのように配置するかを考えることです。

下記はレイアウトを考える際の押さえるべきポイントで、多くのデザイナーが採用しています。

  • 目的の明確化
  • ビジュアルコミュニケーション
  • バランス
  • アクセント

収益に大きな影響をおよぼす可能性があるデザインやレイアウトは、しっかりと考慮して印刷しましょう。

 

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タグ : デザイン レイアウト
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