読者の目を引くアイキャッチをデザインする際のコツをご紹介
2025.03.22デザインチラシやフライヤーなどの印刷物をデザインする際、まずは読み手の興味を引くことが重要です。
そのためには強烈なインパクトを残したり、情報を分かりやすく伝えたりする必要があります。
読み手の視線を引きつけることから、プロモーションの際には「アイキャッチ」という言葉が用いられています。
本記事では、読者の目を引くアイキャッチをデザインする際のコツをご紹介します。
「アイキャッチ」とは?
アイキャッチとは、読者の目を引くためのビジュアル要素を指します。
チラシやフライヤー、パンフレットといった印刷物だけではなく、ブログやウェブサイト、SNS投稿などにも用いられます。
適切なアイキャッチを設定することで、記事の見読率やクリック率の向上だけではなく、読者の関心度を高めることができます。
アイキャッチには、以下のような特徴があります。
- 視覚的インパクトを与える :画像や色、フォントを活用し、読者の目を引く。
- 情報をわかりやすく伝える :記事の内容を簡潔に表現することで、読者が内容を把握しやすくなる。
- ブランドイメージを強化する :統一感のあるデザインを取り入れることで、ブランドの認知度を向上させる。
- クリック率を向上させる :魅力的なビジュアルによって、より多くの読者が記事を閲覧するようになる。
適切なアイキャッチをデザインすることで、問い合わせ数や購入数向上が期待できます。
魅力的なアイキャッチをデザインするコツ
こちらでは、魅力的なアイキャッチをデザインするコツをご紹介します。
色使いの工夫
鮮やかな色を使うことで目立たせたり、ブランドカラーを活用して統一感を出したりすることができます。
たとえば、赤や黄色などの暖色系は、人の目を引きやすい特徴を持ちます。
また、ブランドカラーなどの一貫性を持たせることで、ブランディングや認知拡大に貢献します。
目立つ色と控えめな色、対称となる色を組み合わせることで、意図的にメインカラーを引き立てることができます。
色に関する黄金比
一般的に、デザインに落とし込む色の比率は、「ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー=70:25:5」が良いとされています。
ベースカラーは背景や余白に使われる、印刷物全体の印象を左右する色を指します。
メインカラーはデザインのメインとなる色であり、枠組みやタイトルの文字などに採用されます。
アクセントカラーについては特に目立たせたい箇所に採用される色で、しばしば全体の色と対照的な色を使うことが多いです。
文字の大きさ・フォント
アイキャッチのテキストは、読みやすさを考慮して適切なサイズを選ぶことが重要です。
そのためには大きめのフォントを使用する、記事の内容に応じたフォントを選ぶ、タイトルと見出しのバランスを考慮しましょう。
たとえば、高級感を演出したいときに丸みを帯びたフォントを使用すると、高級感が薄れやすくなります。
また、強調したい文字のサイズがほかの文字情報と同じだった場合、見逃されてしまう可能性が考えられます。
背景デザインの工夫
無地の背景に文字を記載すると視認性は高くなりますが、少しシンプルすぎる懸念があります。
しかし、背景にデザインが施されていると情報に集中できない可能性も考えられます。
単色の背景を使用する場合は読みやすさを向上させるために、明暗差をはっきりと付けることが重要です。
デザインが施されている背景を使用する場合はデザインに重ならないように、文字の配置に注意しましょう。
傾斜
アイキャッチに動きやダイナミックな印象を与えるために、斜めのラインや傾斜を取り入れるのも効果的です。
たとえば、斜線を入れることで読み手の視線を誘導することができ、読みやすくなります。
また、タイトルを少し傾けると遊び心が生まれ、視線を集めやすくなるのです。
このように、垂直や平行だけではなく、「斜め」に関するテクニックを取り入れるのも有効です。
整列
世の中にあるほとんどのデザインに含まれる要素は適当に配置されているわけではなく、しっかりとレイアウトが考えられています。
情報を中央にそろえることで安定感があるレイアウトに、左右どちらかにそろえることで視線を誘導しやすくなります。
また、余白を適切に設けることで、すっきりとしたデザインに仕上げられます。
デザインが完成したあとに「読みにくいかも」と思ったときは、レイアウトを調整してみましょう。
おわりに
本記事では、読者の目を引くアイキャッチをデザインする際のコツをご紹介しました。
アイキャッチとは、読者の目を引くためのビジュアル要素であり、さまざまな媒体で採用されています。
魅力的なアイキャッチをデザインしたいときは、下記のコツを押さえておきましょう。
- 色使いの工夫
- 文字の大きさ・フォント
- 背景デザインの工夫
- 斜めラインや傾斜の活用
- レイアウトと整列の工夫
多くの人に読んでもらえるように、アイキャッチにはこだわりたいものです。


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