イベント用ウェアの印刷を依頼する際に押さえておくべきポイント
2025.04.12印刷企業のなかには認知拡大やプロモーションを目的として、さまざまなイベントへの出店を検討しているところがあると思います。
多くの費用や時間をかけているからこそ、イベント後には多くの問い合わせや購入の連絡が欲しいところです。
イベント会場では商品の魅力はもちろんですが、まずは歩行者に興味を持ってもらうことが重要になります。
本記事では、イベント時に着用するウェアの印刷を依頼する際に、押さえておくべきポイントについて解説します。
イベント用ウェアとは?
イベント用ウェアは特定のイベントや催しのために作成される衣類で、Tシャツやポロシャツ、ブルゾンといった種類があります。
企業の場合は展示会や商談会、学生の場合は学祭や体育祭などがイベントとして挙げられます。
このようなイベントでは、普段とは異なるイベント専用のウェアを着用することがあります。
下記は、イベント用ウェアを着用する理由の一例です。
統一感を持たせる
イベント会場でスタッフの服装がバラバラだと、通行人はどの組織の人かわかりづらくなります。
スタッフやチームメンバーが同じデザインのウェアを着用することで、一体感が生まれ、チームワークの向上が期待できます。
チームワークが向上することで、通行人から「良い雰囲気の組織だ」と思われる可能性が高まります。
イベントのPR・ブランドイメージ向上
企業ロゴやイベント名を入れたウェアを作成することで、認知度を高めることができます。
通行人に配布物を受け取る気がなくても、ウェアを見ることで興味を持ってもらえるかもしれません。
このように、イベント用ウェアは商談のテーブルに持って行くための、フックとしての効果も期待できます。
参加者の記念品
イベント用ウェアは組織の人たちが着用するだけではなく、参加者に配ることもあります。
企業ロゴやブランド、商品名などが印刷されたウェアをノベルティとして活用することで、認知拡大につなげられます。
自宅で何度も目にすることによって所有者の興味が高まり、結果として問い合わせや購入につながる可能性が高くなるのです。
イベント用ウェアの種類
こちらでは、イベント用ウェアの種類と特徴をご紹介します。
ウェアの種類 | 特徴 |
Tシャツ | 軽量で動きやすいウェアのため、通気性が良く夏のイベントに最適です。 |
ポロシャツ | 襟が付いているためTシャツよりもキレイめな印象を与えられるため、ビジネスシーンにも適応可能です。 |
ブルゾン | 防寒性に優れているため、寒い季節や屋外での活動にも向いています。 |
印刷方法の種類と特徴
イベント用ウェアの印刷方法にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や適した用途が異なります。
こちらでは、代表的な印刷方法をご紹介します。
印刷方法 | 特徴 | 推奨ウェア |
シルクスクリーンプリント | インクを版に流し込み、布地に直接刷り込む方法です。
大量印刷に向いており、コストが抑えられるほか、耐久性が高く、洗濯を繰り返しても色落ちしにくい点が特徴です。 |
Tシャツ、ポロシャツ、ブルゾン |
インクジェットプリント | インクを直接ウェアに吹き付けるプリント方法で、フルカラーやグラデーションのデザインができます。
小ロットでも対応可能で、版が不要な分コストを抑えやすいのが特徴です。 |
Tシャツ |
転写印刷 | 昇華インクを熱で生地に染み込ませる方法です。
ポリエステル素材に適しており、スポーツウェアによく用いられています。 通気性を損なわず、軽量な仕上がりになる点が特徴です。 |
ブルゾン |
イベント用ウェアの発注方法
イベント用ウェアは、発注から納品まで下記の流れで進行します。
1. ウェアの種類・デザインを決める
まずはTシャツやポロシャツ、ブルゾンなどさまざまなウェアのなかから、目的や開催時期に沿ったものを決めましょう。
夏場ならTシャツやポロシャツ、秋冬ならブルゾンといったように、最適なウェアを選ぶことが重要です。
2. ロゴやデザインを決める
ウェアが決定したあとは、何をどこにプリントしてもらうのか、デザインを決めます。
場合によっては同じデザインを異なるウェアに施すことも考えられ、その際にはデザイン費や人件費を削減できます。
3. 業者を決める
デザインが決定したあとは、プリントウェアの印刷を依頼する業者を選定します。
選定時には価格だけではなく、納期や実績、印刷可能なウェアなどを確認しておきましょう。
4. 注文・データ入稿
業者を決めたあとはその業者に注文を依頼し、作成したデータを入稿します。
業者によっては入稿データに対するより良いイメージを提案してくれるところがあります。
5. 納品
注文データを入稿し、最終確認を行ったあとは業者がウェアの印刷業務に移ります。
印刷完了後のウェアが届いたあとは、イメージ通りに印刷されているかを必ず確認しましょう。
当サービス「いろぷり」では、さまざまなウェアの印刷を承っています。
いずれのウェアも納期は7~9営業日、印刷枚数は100枚までとなっています。
また、オプションとしてたたみ・袋詰めにも対応しているため、ノベルティとしてもご活用いただけます。
TシャツについてはS~XLだけではなく、キッズサイズの100~160もお選びいただけるため、幅広い活用が期待できます。
イベント用ウェアを発注する際の注意点
イベント用ウェアを発注する際は、下記のポイントに注意しましょう。
納期を確認する
イベント用ウェアを発注する場合、ほとんどが対象となるイベントがあり、納期が限られているものです。
そのため、ウェアの印刷を依頼する際は、イベント開催日に間に合うよう、十分な納期を確保して発注しましょう。
特に、大量注文や特殊な印刷方法の場合、通常より時間がかかることがあるため事前に納期を確認しておくと安心です。
サイズやカラーの在庫をチェック
同じTシャツでも印刷会社の倉庫に在庫がなかった場合、印刷を依頼できないことがあります。
特に、人気のカラーやサイズは在庫切れになることがあるため、早めに確認しておくことが重要です。
必要なウェアを必要なときに必要なだけ用意ができるように、在庫についても確認しておくと安心できるでしょう。
印刷データの解像度を確認
低解像度のデータを使用すると、仕上がりが粗くなる可能性があるため注意が必要です。
美しいデザインのウェアを期待していても、低解像度のプリントが施されてしまった場合、イベントの成否を分ける要因となります。
業者の推奨するデータ形式(AI、PNG、PDFなど)を確認し、適切なデータを用意しましょう。
追加注文ができるかを確認
イベントにオリジナルウェアを持参する際、万が一に備えて予備を用意しておくことをおすすめします。
イベント直前に人数が増えたり、追加注文が必要になったりした場合に対応できるかを確認しておくと安心です。
とはいえ、注文から納品まで一定の期間が必要であることから、はじめから少し多めに用意しておくほうが良いでしょう。
おわりに
本記事では、イベント時に着用するウェアの印刷を依頼する際に、押さえておくべきポイントについて解説しました。
イベント用ウェアは特定のイベントや催しのために作成される衣類で、Tシャツやポロシャツ、ブルゾンといった種類があります。
イベント用ウェアには統一感を持たせる、イベントのPR・ブランドイメージ向上、参加者の記念品といったメリットを得られます。
一方、注文の際には納期やサイズ・カラー、印刷データの解像度、追加注文ができるかを確認しておくことが重要です。
イベントの成功率を高めるために、ウェアのプリントを検討してはいかがでしょうか。


最新記事 by いろぷりこらむ編集部 (全て見る)
- イベント用ウェアの印刷を依頼する際に押さえておくべきポイント - 2025年4月12日
- デザインを外注するメリット・デメリットおよび注意点について解説 - 2025年4月12日
- 読者の目を引くアイキャッチをデザインする際のコツをご紹介 - 2025年3月22日