印刷したチラシの反響率を引き上げるポスティング方法をご紹介

2023.08.06チラシ印刷

ポスティングで成果を上げる

印刷チラシは、ポスティングや新聞折り込みなどにより不特定多数の方に配布をすることで、さまざまな成果が期待できます。

しかし、ポスティングでなかなか思ったような成果を上げられていない方もいることでしょう。

本記事では、印刷チラシを用いたポスティングで成果を上げる方法をご紹介します。

 

ポスティングで期待できる成果

ポスティングで期待できる成果

ポスティングで期待できる成果には、以下のようなものが挙げられます。

 

視認性が高い

ポスティングをした印刷チラシは住人がポストから取り出すときに、必ず手に取ります。

そのため、チラシに目を通す可能性が高く、商品やサービスに興味を持ってもらいやすくなります。

 

商品やサービスのブランディング

定期的にチラシを配布することで、ポスティングを行った住人と企業や商品、サービスとの接触回数が増えるため、ブランディングを図ることができます。

接触回数が増加するのは好感度が高くなるという「ザイオンス効果」によるものですが、配布をしすぎるとイメージを悪くすることがあるため、配布回数や周期には注意が必要です。

 

新規顧客の集客

新規顧客の集客

ポスティングによるチラシ配布は、不特定多数の方に対して商品やサービスについての情報を届けることができます。

その中には、初めて商品やサービスを知る方もいるため、そのような新規顧客を集客することができる点もポスティングで期待できる成果だと言えます。

 

リピーターの集客

ポスティングでは新規顧客だけではなく、すでに商品やサービスを認知しているリピーターも集客することもできます。

チラシを配布してから反響率を計測することにより、商品やサービスを利用する客層の情報を収集することができるため、そのような方が多いエリアに配布することで、より多くのリピーターを獲得できます。

 

ポスティングで成果が出ない原因と成果を上げる方法

成果が出ない原因と成果を上げる方法

こちらでは、ポスティングで成果が出ない原因と成果を上げる方法をご紹介します。

 

ポスティングのエリアやターゲットが絞れていない

ポスティングで成果が出ない原因には、下記のようにエリアやターゲットが絞れていないことが挙げられます。

 

エリア

地域密着型の店舗がポスティングを行う際には、店舗を中心とした半径〇km以内や、徒歩〇分圏内といった商圏に対して行います。

ポスティングの範囲が広すぎたり狭すぎたりすると、期待した成果を上げることができないため、これまでの実績や商圏分析を行うことで改善することができます。

 

ターゲット

商品やサービスには、対象となる年齢や性別といったターゲットが存在します。

ターゲットによって戸建てやマンションといった住居形態が異なることがあるため、ポスティングを行う住居も選ぶ必要があります。

初めのうちはターゲットを絞れないことがあると思いますので、まずは住居形態を問わずポスティングを行い、反響率を確認してからどちらかに寄せていくといった方法をとってみましょう。

 

時間帯

ポスティングを行う際、配布するターゲットがポストを確認する時間も考慮するべき要素のひとつです。

たとえば、単身の世帯は昼に仕事に出ていることから、ポストの中身は夕方以降に確認します。

専業主婦の方は子どもの送り迎えや家事を行ったあとなどの、10時から15時あたりまでが有効だと言われています。

配布する時間帯を選定する際は、エリアの特性を確認しておくと良いでしょう。

都会から離れたベッドタウンの場合、家庭を持っている世帯が多いことから主婦が多くいらっしゃることが考えられます。

時間帯を気にせずにチラシを配布すると、ほかのチラシの下に埋もれてしまうため、視認性が下がってしまいます。

サービスに興味を持ってもらうためにはチラシを見てもらう必要があるため、見られるように工夫しなければなりません。

ターゲットが帰宅・家にいる時間を考慮してポスティングを行うことで、視認性の向上により認知の拡大・反響の増加が期待できます。

 

向き

チラシをポストに投函する際、向きを気にせずにポスティングを行う方がいらっしゃいます。

ポスティング初心者やアルバイトの方は、向きを気にせずに投函してしまう方が多い傾向にあります。

しかし、同じチラシでも向きに注意してポスティングを行うことで、高い効果が期待できることをご存知でしょうか。

チラシを投函する際、見てもらいたい部分が見えるような向きでポストに入れることで、視認性が向上します。

お住まいの方のポストには、毎日たくさんのチラシや荷物が投函されるため、目を通さずに処分される可能性があります。

そのため、裏向きで投函されたチラシをわざわざ表に向けて目を通す可能性は低いと言えます。

チラシの視認性を高めるためには、チラシを表向きに配布することが重要です。

 

デザインや内容がターゲットに合っていない

チラシのデザインや記載内容がターゲットに合っていない場合も、ポスティングで成果が表れません。

たとえば高齢者を対象とした商品のチラシを印刷する際に、小さな文字で記載をしてもチラシを目にした方は内容を視認することができません。

また、記載内容が多すぎると視認性が下がるため、チラシを見た方の興味をひくことができません。

そのため、チラシはターゲットに合わせたデザインで作成しましょう。

 

効率良く配布ができていない

効率良く配布ができていない

チラシを配布する際、パートやアルバイトの方は片手にチラシを持ち、もう片方の手でポストに投函します。

しかし、なかには数百枚といった、大量のチラシを持ってポスティングを行う方がいらっしゃいます。

数百枚のチラシを片手に持ってポスティングを行うと、下記のようなトラブルが発生する可能性が高いものです。

  • チラシを落としてしまい、拾うのに時間がかかってしまう
  • 重なったチラシを1枚ずつ投函するのに時間がかかる
  • 枚数を数えるのに時間がかかってしまう

このようなトラブルが発生すると、ポスティングに時間がかかってしまうため、時間あたりの配布枚数が減ってしまいます。

ポスティングにおいて、時間あたりの配布枚数は企業の収益に大きな影響がある要素です。

たとえば、1時間に100枚配布する場合と、200枚配布する場合では後者の方が多くの収益を得られる可能性があります。

効率良く大量のチラシをポスティングするためには、下記を実践しましょう。

  • 持ち歩くチラシは100枚以内に収める
  • 配布前にパラパラとめくって、チラシの間に空気を含ませる
  • チラシの表面を上にして持ち歩く

これらを行うことにより、短時間で効率良くチラシを配布することができます。

 

目標が決まっていない

ポスティングで成果が出ない要因のひとつとして、目標がないことが挙げられます。

チラシの配布における目標とは、1日や1時間あたりの配布枚数などを指します。

目標がないポスティングは、パートやアルバイトのモチベーション低下や怠慢などに直結する要素です。

「目標が決められていないから、適当に配布したらいいや」と思われる方が、配布者のなかにいらっしゃる可能性があります。

ポスティングの数が少ないと、その分だけ収益が低下する可能性が高くなるため、目標設定は重要な役割を果たします。

前提として、チラシを印刷するときには目標配布枚数を設定しているものです。

目標配布枚数はこれまでの実績などをベースとして反響率を算出しているため、配布者は必ず指定枚数を配布しなければなりません。

ポスティングを依頼する企業は、配布者に対して必ず目標を設定しましょう。

このように、チラシを配布しても反響を得られない要因には、さまざまなものが含まれます。

いずれも配布前・配布中の準備が重要であり、準備を怠ると作業効率が低下してしまうため、配布枚数が減ってしまいます。

チラシの効果を最大化するためには、多くのポスティングを行う必要があります。

そのため、ポスティングを依頼する際は、目標配布枚数を設定するなど準備をしておきましょう。

 

ポスティングする際の服装や持ち物

ポスティングする際の服装や持ち物

ポスティングを行う際は、短時間で多くの枚数を配布するために用意しておいた方が良い持ち物があります。

こちらでは、ポスティングする際の服装や持ち物をご紹介します。

 

服装

ポスティングでは移動や投函といった、さまざまな運動を行います。

そのため、ポスティングの際にはストレッチ性や速乾性といった機能が付与された、動きやすいウェアで臨むことをおすすめします。

最近では高機能なウェアがさまざまなメーカーから販売されており、ジャージなどでポスティングする方が多くなりました。

ただし、汗や水分などによって配布するチラシが汚れないように、取り扱いには注意しなければなりません。

また、業者によってはポスティングの際の格好を指定されていることがあるため、事前確認が必要です。

足元については、革靴やブーツで長時間のポスティングを行うと疲れてしまうため、スニーカーで臨みましょう。

 

指サック・滑り止め付き軍手

ポスティングの際には多くのチラシを片手に持ち、もう片方の手で1枚ずつポストに投函します。

しかし、配布枚数が多くなるほど手の水分がなくなってしまい、1枚ずつめくるのが難しくなります。

長時間になってもチラシを1枚ずつめくりやすくするために、指サックや滑り止め付き軍手を持参しておきましょう。

これらを使用することで、チラシをめくりやすくなるだけではなく、チラシで指先を切ってしまうことがなくなります。

皆様のなかには、紙の端で手を切ってしまって出血してしまったという経験がある方がいらっしゃることでしょう。

ポスティングの際に出血してしまうと、キズの手当てに時間がかかるだけではなく、血でチラシが汚れてしまう可能性があります。

ポスティングでは配布枚数やチラシが汚れないように管理するなど、さまざまな点に注意しなければなりません。

指サックや滑り止め付き軍手を使うことで、チラシをめくる効率や汚してしまうリスクが少なくなるため、持参して臨みましょう。

 

雨具

ポスティングを行っていると、急な雨に遭ってしまうことがあります。

チラシは水分に弱い紙でできているため、濡れてしまうとふやけてしまって汚れの付着や視認性が低下してしまいます。

ふやけたチラシをポストに投函された方は、そのチラシの発行元に対して不信感を抱くことでしょう。

そのため、チラシを配布する際は雨具だけではなく、チラシを保管するためのケースなどを用意しておくことをおすすめします。

ただし、台風や大雨のときはポスティング自体が難しくなるため、その際は会社に相談しましょう。

 

チラシの効果測定方法

チラシの効果測定方法

一般的に、チラシの効果を測定するためには「反響率」と呼ばれる指標を参照します。

反響率はチラシの配布枚数に対する問い合わせ数を指すもので、下記の数式で求められます。

  • 反響率=(問い合わせ数÷チラシの配布枚数)×100

たとえば、チラシの配布枚数が1,000枚、問い合わせ数が10件だった場合、反響率は下記のようになります。

  • 反響率=(10件÷1,000枚)×100=1.0%

反響率は業種や問い合わせの内容(購入・相談など)によって変動します。

また、反響率から今後同サービスに関するチラシを配布するターゲットを明確にすることができます。

このように、反響率は配布後の効果を測定するだけではなく、今後のポスティング戦略にも役立てることができるものだと言えます。

 

おわりに

本記事では、印刷チラシのポスティングで成果を上げる方法をご紹介しました。

ポスティングによるチラシ配布には視認性の高さやブランディング、新規顧客・リピーターの集客といった成果が期待できます。

エリアやターゲットを絞ったり、ターゲットに合ったデザインのチラシを作成したりすることで、効率良く集客を行いましょう。

 

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タグ : ポスティング 印刷
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