パンフレットを印刷し直すタイミングやリニューアルのポイントをご紹介

2023.05.27パンフレット印刷

パンフレットのリニューアル

パンフレットは商品の案内や企業の周年記念、新卒の採用といったさまざまな目的で発行される印刷物です。

1度作成すればしばらくは同じものを使い続けることになりますが、長年使用していると情報が古くなってしまうものです。

そのため、パンフレットには定期的に刷新が求められますが、具体的にはいつ頃刷新をするべきなのでしょうか。

本記事では、パンフレットを印刷し直すタイミングやリニューアルのポイントをご紹介します。

 

パンフレットの目的

パンフレットの目的

パンフレットには、下記のようにさまざまな目的があります。

 

企業やサービスの付加価値を高める

パンフレットには会社概要や商品といった、さまざまな情報が記載されています。

営業マンが使用することで営業活動の支援ツールとして活用することができます。

パンフレットを受け取った方は企業やサービスといった情報を視認するため、競合他社よりも深い理解を得られます。

そのため、パンフレットには企業やサービスの付加価値を高めることができる効果があると言えます。

 

意思決定を促す

パンフレットには多くの情報が記載されていますが、同時に閲覧者にどのような情報を認知してほしいのかといった目的があります。

たとえば、会社案内は企業の情報を知ってもらうことで、企業の価値を高めることができる印刷物です。

一方、購入や契約といった直接的な意思決定にはつながりにくく、収益を得にくい冊子です。

パンフレットのなかには収益を上げることを目的とした印刷物があるため、それらを利用することで意思決定を促すことができます。

 

入社希望者を増やす

就職活動を行っている学生や転職を検討している方に対しても、パンフレットは有効に働きます。

入社希望者を増やすためのパンフレットには、社内のイメージや先輩社員の紹介、社内活動などが記載されています。

これらは就職活動の説明会会場などに多く用意されており、説明会時に具体的な説明が行われることが多いです。

会場を後にしても会社の情報を見ることができるため、パンフレットは入社希望者を増やす目的でも使われています。

 

社員への情報発信

パンフレットは社外だけではなく、社内への情報発信にも使われるツールです。

社内向けのパンフレットには部署でやっていることや社員のインタビュー、社長の言葉といった情報が記載されます。

一般的には社員のモチベーションアップを目的としており、仕事への意欲を高揚させる効果が期待できます。

また、近年では冊子と同じ情報をオンラインの社内ネットワークも利用する企業が増加傾向にあります。

 

海外に情報発信

パンフレットは国内の企業や法人・個人だけではなく、海外も対象にしたものが発行されるようになりました。

多くの企業が新規顧客を獲得することや、グローバル化に対応することを目的として既存のパンフレットを翻訳して発行しています。

海外の企業は商品の機能や性能だけではなく、企業・商品のブランディングにも着目する傾向にあります。

そのため、パンフレットの内容によっては海外向けに添削や新しい情報を追記する必要性が考えられます。

 

パンフレットをリニューアルするタイミング

パンフレットをリニューアルするタイミング

こちらでは、パンフレットをリニューアルするタイミングをご紹介します。

 

情報が古くなってしまったとき

パンフレットにはさまざまな情報が記載されていますが、年月の経過とともに情報は古くなるものです。

企業活動を行ううえで、商品の製造を提示したりサービスを休止したりすることがあるでしょう。

パンフレットにそのような商品やサービスを掲載し続けることで、お客様が困惑したり、クレームに発展したりすることがあります。

また、従業員数や収益といった数値は、最低でも1年に一度は更新が必要な情報です。

そのため、パンフレットの情報を更新するタイミングのひとつとして、記載されている情報が古くなったときが挙げられます。

 

新事業が始まったとき

新事業が始まったとき

企業によっては、収益を増やすために新事業を展開することがあります。

新事業の成功を左右する要素のひとつとして、認知度の向上が挙げられます。

多くの費用や時間を使って立ち上げた新事業でも、認知がされていないと収益を上げにくいものです。

パンフレットは認知拡大も目的とした冊子であることから、多くの人に配布することでサービスを知ってもらうことができます。

そのため、新事業が始まったタイミングもパンフレットをリニューアルするタイミングであると言えます。

 

創業の周年・記念

中小企業庁の調査では、日本における企業生存率は5年後で80%程度だという結果が発表されています。

このことから、継続的に収益を上げ、存続している企業は十分に賞賛できることだと言えます。

パンフレットは、社内外問わず事業を継続して行っていることを周知するために発行されることがあります。

しかし、事業の周知を目的としたパンフレットを発行する際にも費用が発生するため、毎年発行する企業は少ない傾向です。

そのため、多くの企業では周年・記念パンフレットは5年や10年といった周期で発行しています。

 

製品ライフサイクルでの衰退期

商品やサービスは永遠に売れ続けるものではなく、ある程度市場に出た後は伸びしろが少なくなり、やがて衰退します。

これを「製品ライフサイクル理論」と呼び、市場への広まりから衰退までを4つの段階に分けた考え方です。

売り上げと利益が低下した段階が衰退期と呼ばれるタイミングで、企業では商品やサービスの継続を検討する段階です。

いずれにしても、新商品・サービスを大々的に打ち出すため、パンフレットに記載されている情報を刷新する必要があります。

衰退した商品を小さく表示し、新たなサービスを大々的に表示することで、新規顧客層からの認知を獲得することができるでしょう。

 

製品ライフサイクル理論について

製品ライフサイクル理論

先述の通り、製品ライフサイクル理論は商品の導入から衰退までを4つに分けた考え方です。

具体的には「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの時期に分けられます。

下記にて、それぞれの時期をご説明します。

 

導入期

商品を開発し、市場に出たばかりのタイミングです。

パンフレットを配布したり、広告などでプロモーションなどを行ったりして認知度を高める必要があります。

認知度は今後の時期や収益に大きく影響するため、積極的なサポートが必要です。

 

成長期

成長期は市場での認知度が向上し、徐々に受注が増える時期です。

収益が増加する一方、競合他社やライバルなども増加する時期であるため、競争の優位に立つ必要があります。

競合他社との差別化を図ることで、より多くの収益を上げることができます。

 

成熟期

成熟期は市場で安定した供給が行われている段階です。

パンフレットを定期的に追加で印刷するなど、生産・プロモーション共に安定しています。

成熟期ではイメージの低下が起こらないようにすることが重要であるため、破れや汚れといったパンフレットの状態に注意しましょう。

 

衰退期

衰退期は商品やサービスに対する需要が少なくなる時期であり、企業は撤退や生産数の減少を検討します。

一般的に衰退期でパンフレットが売り上げに影響を及ぼすことが無く、費用対効果で採算が取れないことが多いものです。

そのため、企業はパンフレットのリニューアルを検討し、新しい情報を発信しましょう。

 

おわりに

本記事では、パンフレットを印刷し直すタイミングやリニューアルのポイントをご紹介しました。

パンフレットは企業やサービスの付加価値を高めたり、意思決定を促したりするために使われる冊子です。

リニューアルのタイミングは情報が古くなったとき、新事業が始まったとき、創業の周年・記念のときが挙げられます。

また、製品ライフサイクルにおける衰退期に入ったときもリニューアルを実施する時期だと言えます。

パンフレットには最適な情報を記載し、有効に活用しましょう。

 

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タグ : パンフレット リニューアル 印刷
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