チラシ印刷に使用される「上質紙」とはどんな紙?用途・特徴は?

2021.12.27印刷

チラシ印刷の上質紙

書籍や名刺などの印刷を考えられている方の中には、どの紙を使うべきなのかを迷われている方もいらっしゃるかと思います。

頻繁にめくったり、書き込んだりしても破れにくい耐久性を持ち、かつ上品な質感を持つ紙の一つに「上質紙」があります。

本記事ではチラシ印刷に使用される「上質紙」とは何か、用途や特徴についてご説明します。

 

上質紙とは?

上質紙とは、化学パルプの含有率が100%の、表面にツヤやマット加工がされていない用紙のことを指します。

紙全体に色が入っている上質紙は「色上質紙」と呼ばれています。

上質紙を使用した印刷に向いているものは文字を中心とした印刷物です。

向いていない印刷はパルプのすきまにインクが染み込んでしまう、一面にインクが使用されるベタ塗りです。

上質紙は筆記性に優れており、コストも抑えられるため書籍やノートなどによく使用されます。

 

上質紙の原料と厚さ・重さ

上質紙の原料など

こちらでは、上質紙の原料や厚さ・重さのなど特徴ついてご説明します。

 

原料

上質紙の原料は100%化学パルプが使用されています。

化学パルプとは主に木材を化学薬品などで加工したもので、化学パルプには木材パルプや古紙パルプのほか、竹やサトウキビを使用した非木材パルプなどがあります。

上質紙では主に木材パルプが使用されおり、古紙パルプを使用した上質紙は「再生上質紙」と呼ばれます。

 

厚さ・重さ

上質紙もほかの紙同様、紙の厚さにより重さが変わります。

こちらでは、上質紙の厚さと重さをご紹介します。

なお、こちらで記載する重さは1,000枚重ねた際の重さです。

 

厚さ:0.13~0.15mm程度

重さ:90kg

 

厚さ:0.1mm程度

重さ:70kg

 

厚さ:0.08mm程度

重さ:55kg

 

ほかの紙との違い

他の紙との違い

こちらでは、上質紙とほかの紙との違いをご紹介します。

 

普通紙

普通紙と上質紙では、向いている印刷に違いがあります。

普通紙は文字だけの印刷に向いていますがきれいとは言いづらく、上質紙はきれいに文字を表現することができます。

上質紙よりも1枚あたりのコストが低い普通紙は、社内や学校で大量に使用する印刷物などに使用されます。

 

ケント紙

ケント紙と上質紙では、使用される用途に違いがあります。

上質紙よりも筆記性に優れているケント紙は、生産業や建築業などといった、設計の工程が発生する業種の企業などで使用されます。

 

マット紙

マット紙と上質紙では、コーティングの有無に違いがあります。

マット紙は上質紙の上にマット材が塗布されており、上質紙は表面に加工がありません。

上質紙よりもツヤが抑えられたマット紙は、表面のコーティングにより印刷時に使用されるインクがにじみにくい特徴があります。

 

コート紙

コート紙と上質紙では、コート紙同様コーティングの有無に違いがあります。

コート紙は上質紙の上にコート剤が塗布されており、上質紙は表面に加工がありません。

上質紙よりもツヤが加えられたコート紙は、表面のコーティングにより印刷時に使用されるインクがにじみにくい特徴があります。

 

上質紙の用途

上質紙は、チラシ以外にも下記のものによく使われます。

 

  • ノート
  • メモ帳
  • 冊子
  • 書籍
  • 書類
  • 名刺

 

先述の通り、ベタ塗りの場合は素材となるパルプのすきまにインクが染み込んでしまいますが、筆記性が高く、文字の印刷に向いているので上記印刷物の印刷に適しています。

紙質自体も上品かつ落ち着いた雰囲気を持つため、印刷物も同様の印象を持たせることができます。

 

 

おわりに

本記事ではチラシ印刷に使用される「上質紙」とは何か、用途や特徴についてご説明しました。

上質紙は筆記性に優れた、文字の印刷に向いている用紙です。

それぞれの紙と比べて向いている印刷物、向いていない印刷物があります。

どの印刷物をつくりたいかを明確にし、最適な用紙を選びましょう。

 

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タグ : チラシ 上質紙 印刷
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