カレンダーを印刷する際のポイントやスケジュールについて解説
2024.03.31デザインカレンダーは当月や以降の予定を確認するためのツールで、紙媒体だけではなくデジタルツールでも使われています。
企業においては自分のスケジュールを確認するだけではなく、販促ツールのひとつとして用いられます。
しかし、デザインや使い勝手などを考慮していないカレンダーは利便性が低いため、お客様の心をつかむことができません。
本記事では、カレンダーを印刷する際のポイントやスケジュールについて解説します。
カレンダーの種類
カレンダーには、下記のようにさまざまな種類が含まれます。
卓上カレンダー
卓上カレンダーとは、机の上に置くことができるカレンダーであり、多くの場合1ヶ月間の日時が記載されています。
1ヶ月間の予定を一目で確認できるほか、すぐに情報が記載されるため、利便性が高いカレンダーです。
また、下記のような情報が記載されている卓上カレンダーには、読者に親切なカレンダーだといえます。
- 大安・赤口といった「六曜」
- 年齢早見表
- 前月、翌月といった、当月以外の月の情報
- スケジュール管理がしやすいように、裏面に詳細を記載できるスペース
当社の卓上カレンダーには、上記のような情報を記載できるサービスを用意しています。
また、月ごとにインデックスが設けられているものや、2ヶ月を分けて表示するセパレートタイプなど、種類はさまざまです。
当社サービスページ:卓上カレンダー
中綴じカレンダー
中綴じカレンダーとは、半分がイラストや写真、もう半分に日程が記載されているカレンダーです。
多くの中綴じカレンダーは月ごとの日程が記載されており、視認性が高い特徴があります。
また、新しい月になると画像が刷新されるため、毎回新鮮な気持ちになることができます。
日付のスペースが大きいことから、情報を書き込みやすいため、多くの方に人気のカレンダーです。
中綴じカレンダーは画びょうを用いて壁に貼り付けるため、穴あけ加工が施されているものもあります。
当社サービスページ:中綴じカレンダー
カレンダーの効果・印刷する目的
こちらでは、カレンダーの効果や、印刷する目的をご紹介します。
企業・ブランドイメージの向上
カレンダーは、季節やイベントによって変わるデザインを施すことで、新鮮な印象を維持することができます。
特に、写真やイラストを大きく表示できる月別カレンダーには、ページごとにさまざまな画像が印刷されています。
画像とあわせて、季節のキャンペーンやイベント情報などを記載することで、お客様との接点を増やせる期待があります。
私用する画像を商品やサービスに関するものにすることで、企業やブランドのイメージを向上させることができるでしょう。
困ることが少ない
ノベルティのなかには、受け取ったもののあまり使うことがない、用途が少ないものが含まれています。
使用頻度が少ないノベルティを受け取った方のなかには、配布企業に対して「気が使えない」と思う方がいらっしゃるものです。
一方、カレンダーはビジネスやプライベートの予定を確認・記載することができるため、受け取っても困ることは少ないです。
認知度の向上だけではなく、実用性の観点でも使用頻度が高いカレンダーを配布することで、お客様の興味を引けるでしょう。
販促
企業が配布しているカレンダーのなかには、住所や番号、Faxを記載しているものがあります。
こちらはすぐに問い合わせをしてもらえるように記載しており、収益向上にも影響を及ぼす情報といえます。
カレンダーは多くの方が毎日目にするものであり、その際に企業情報も自然と目に入ってくるものです。
接触回数が増えた結果、ブランディングにもなるだけではなく、受注・契約にもつながるため、多くの企業が記載しています。
カレンダーを印刷・作成する際のポイント
カレンダーを印刷する際には、下記のポイントを押さえておきましょう。
種類・形状
先述の通り、カレンダーのなかには卓上タイプや中綴じタイプなどがあります。
これらは誰でも同じような成果を得られるわけではないため、ターゲットによって種類や形状を選定しましょう。
たとえば、ファミリー層がターゲットの場合は複数のお客様が見られるため、壁に掛けられる中綴じタイプがおすすめです。
デスクワークがメインの方や単身者に対しては、ひとりでスケジュールを管理するため卓上タイプが喜ばれます。
記載情報
不動産業界やブライダル業界では、大安や仏滅といった六曜を重視してスケジュールを組む傾向にあります。
そのため、カレンダーに記載する情報はターゲットが求めるような情報にしておきましょう。
また、使用する写真についても、ターゲットに関心を持ってもらえるような写真を選定することが重要です。
店舗が発行する場合、年間の休日予定日を記載しておくとお客様に親切でしょう。
サイズ・紙の種類
同じタイプのカレンダーでも、サイズや紙の種類によって与える印象が異なります。
卓上カレンダーが大きすぎるとデスクのスペースを圧迫するため、不便に感じるものです。
また、ペラペラの紙を使用すると情報が書き込みにくいことから、読者に不快感を与えてしまう要因となります。
サイズや紙の種類が分からない場合は、ほかの業者のカレンダーを参考にすると良いでしょう。
カレンダーの印刷・作成スケジュール
カレンダーを印刷・作成する際は、下記のスケジュールで進行します。
1. 企画・予算決め
カレンダーを制作する際は、誰に受け取ってもらいたいか、受け取ったあとはどのような状態になってほしいかを決めます。
企業が製作する際、目的や目標が設定されていないとムダなコストが発生してしまいます。
そのため、どのようなカレンダーで何を記載するのかなどを、3月から5月頃に決定します。
2. デザイン制作
カレンダーにおけるデザインは、挿入する画像だけではなく日付も含まれています。
どのように使ってほしいのかが決まっていないと、配布後に使われないため、企画・予算決めの段階である程度固めておきましょう。
企業ロゴやテキストなどを収集し、最適な場所に配置するなどでレイアウトやデザインを6月から8月あたりで決定します。
3. 印刷・配布
作成したデザインに問題がなかった場合、印刷会社に紙面への出力を依頼しましょう。
その際、可能であればサンプルを印刷してもらい、手触りなどを確認しておくことをおすすめします。
実物を確認し、問題がなければ本格的に印刷を行い、11月から12月を目処にお客様へ配布しましょう。
カレンダーは1年間使用する冊子であることから、誰がどのように使うのかを考えることが重要です。
使いにくいカレンダーはたちまち使われなくなり、ほかのカレンダーと入れ替えられるでしょう。
他社のカレンダーと入れ替えられると接触回数が減ってしまい、お客様が流れてしまう可能性があります。
そのため、「カレンダーだから大丈夫」と思わず、お客様が使いやすいカレンダーの製作を意識しましょう。
おわりに
本記事では、カレンダーを印刷する際のポイントやスケジュールについて解説しました。
カレンダーには卓上タイプや中綴じタイプがあり、作成することで下記のような効果を得ることができます。
- 企業・ブランドイメージの向上
- 困ることが少ない
- 販促
カレンダーを作成する際には種類・形状や記載情報、サイズ・紙の種類に注意しましょう。
一般的に、カレンダーは3月から制作を開始し、11月から12月に配布を始める企業が多いです。
カレンダーを作成する際は、お客様がどのように使うのかをイメージしてデザインしましょう。
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