マグネットシート印刷とは?使用シーンや配布のタイミングをご紹介
2024.05.31印刷過去から現代にいたるまで、プロモーションや認知拡大などの際にチラシやパンフレットなどを印刷・配布している企業は多いです。
なかには壁や柱に貼り付けてプロモーションを行う企業がありますが、はがしたときに粘着物が残ってしまうことがあります。
貼ったりはがしたりを繰り返すと粘着物が多く残ってしまうため、見た目が悪くなってきます。
本記事では、貼っても跡が残らないマグネットシートについて、使用シーンや配布のタイミングとあわせて解説します。
マグネットシートとは?
マグネットシートとは、表面に文字や写真がデザインされており、裏面にマグネットが取り付けられているシートです。
厚みについては0.6mmから0.8mm程度のものが多く、ひらひらと程よいやわらかさを持っています。
そのため、ゆるい局面となっている場所にもぴったりと貼り付けられることから、さまざまなシーンで活躍できます。
身近なものでいうと自動車に貼り付ける初心者マークも、マグネットシートのひとつに含まれます。
加工については光沢ラミネートやマットラミネートなどがあり、印刷物によって変えることができます。
マグネットシートは屋外で使われることを想定しているため、防水性が高いものが多い点も特徴といえます。
マグネットシートの使用シーン
こちらでは、マグネットシートの使用シーンについてご説明します。
自動車に貼り付ける
社用車を所有している企業のなかには、ラッピングやシールなどで自社用にカスタマイズをしているところがあると思います。
しかし、ラッピングはデザインが変わるときに多くの加工費用が必要となり、なかなか変えられない点がデメリットです。
マグネットシートを使用することで、車に貼り付けるだけで街中での宣伝や認知活動などに用いることができます。
イベントやプロモーション内容が変わっても、マグネットシートを貼り替えるだけで認知する情報を変えられる点もメリットです。
ノベルティ
一般家庭においてマグネットシートは、冷蔵庫にメモや献立などを貼り付ける際に用いられます。
しかし、そのためだけにわざわざマグネットシートや磁石を購入したいと考える方は、意外と少ないものです。
ノベルティとしてマグネットシートを配布することで、お客様への認知拡大と利便性向上による満足度を上げることができます。
冷蔵庫はほとんど毎日使用することから、マグネットシートは目にする回数・接触回数が多いノベルティといえます。
ポスターの代わり
マグネットシートは簡単に着脱可能であり、紙媒体のように粘着物の跡や画びょうによる穴あきなどの心配が不要です。
そのため、飲食店などのように頻繁にメニューが変わる店舗では、短期間だけ使用するポスターのように使うことができます。
昼営業とよる営業で異なるメニューを提供している場合、時間によって貼り替えることでお客様の混乱を避けられます。
ほかにも、タイムセール中など短い時間だけプロモーションをしたい場合にも有効です。
社名板
会社のドアが金属製でできている場合、マグネットシートに企業名を印字することによって社名板として使うことができます。
本来、社名版はステンレスやアルミといった金属板に印字加工などを行うため、高額になりがちです。
一方、マグネットシートで社名板を制作することによって、コストダウンを実現することができます。
マグネットシートの社名板は、スタートアップ企業のように事務所を移転する可能性が高い企業に特におすすめの印刷物です。
ホワイトボード
ホワイトボードは近年、会社の事務所だけではなくご自宅でも使われるようになりました。
ほとんどのホワイトボードには磁石を貼り付けられるようになっており、記載だけではなくメモの貼り付けなども行えます。
また、会社の事務所に設置するようなサイズではなくても、マグネットシート自体をホワイトボードとして使うこともあります。
冷蔵庫や金属板に貼り付けておくことで、簡単にメモなどを残せるようになります。
マグネットシートのメリット
マグネットシートには、下記のようなメリットがあります。
屋外でも使える
紙媒体のチラシやポスターのデメリットとして、水に弱い点が挙げられます。
壁や柱に貼り付けても、雨風によってボロボロになってしまったりはがれてしまったりする可能性が高いのです。
一方、マグネットシートはラミネート加工を施すことによって水分に強くなるため、屋外でも気軽に使える点がメリットになります。
簡単に貼り付けられる
マグネットの性質を利用することで、マグネットシートは金属板に貼り付けることができます。
私たちの身の回りには、自動車のボンネットや冷蔵庫、ドア、柱などさまざまな金属板があります。
マグネットシートはこれらの場所に、キズや汚れを付けることなく簡単に貼り付けることができる点がメリットといえます。
捨てられにくい
マグネットシートとチラシを比較すると、マグネットシートのほうが捨てられにくい傾向にあります。
チラシは販促やプロモーションが目的の印刷物であり、マグネットシートはそれに加えて貼り付けられる利便性が付与されています。
冷蔵庫などにメモを貼り付けたりすることができるため、受け取った方が目にすることが多くなる点もメリットといえます。
マグネットシートのデメリット
一方、マグネットシートには下記のようなデメリットがあります。
劣化する
マグネットシートに限ったことではありませんが、印刷物は経年変化により劣化が進行します。
日光に長時間さらされた印刷物は、印刷された情報が日に焼けて薄くなったり、見た目がボロボロになったりするものです。
また、品質が悪いマグネットシートの場合、貼り付ける強度が下がってしまうことがあるため、商品のクオリティに注意しましょう。
化学変化により強力に貼り付いてしまう
マグネットシートの強みは金属板に貼り付けられることだけではなく、適度な力で貼り付いていることも含まれます。
適度な力で貼り付いているからこそ、使用者は好きなタイミングで貼ったりはがしたりすることができるのです。
しかし、長時間金属板に貼り付けていると、化学変化により強力に貼り付いてしまうため、なかなかはがせなくなったり、塗装ごとはがれてしまったりすることがあります。
使用シーンが限られる
マグネットシートは紙の印刷物とは異なり、金属面にしか貼り付けることができません。
そのため、紙の印刷物よりも貼り付けられる場所が限られてしまう点はデメリットといえます。
とはいえ、印刷をする際には貼り付ける場所を決めていることが多いため、デメリットに感じる方は少ないでしょう。
当社でもマグネットシートの印刷を承っています
当社でも販促やプロモーションなど、さまざまな目的に沿ったマグネットシートの印刷を承っています。
仕様については下記であり、お客様のニーズに沿ったデザインを印刷できると自負しております。
- サイズ :A4~A0 / B4~B1 / 500×750mm / 750×1000mm
- 納期 :3~5日後出荷
- 部数 :1~10部
- 印刷方式 :インクジェット
- オプション :表面加工…光沢ラミネート・マットラミネート
- テンプレート :データを作成する際は、こちらのテンプレートをご利用ください。
取り扱い用紙については、下記3種類になります。
- 合成紙+0.8mm 厚強磁マグネットシート
- 光沢塩ビ(屋外用)+0.8mm 厚強磁マグネットシート
- マット塩ビ(屋外用)+0.8mm 厚強磁マグネットシート
当社サービスページ:マグネットシート印刷
おわりに
本記事では、マグネットシートの印刷について解説しました。
マグネットシートは金属板に貼り付けられる印刷物であり、販促・プロモーション以外にもさまざまな用途で使われています。
屋外でも使える・簡単に貼り付けられる・捨てられにくい点はマグネットシートのメリットといえるでしょう。
紙媒体以外の販促物を検討している方は、マグネットシートを採用してみてはいかがでしょうか。
最新記事 by いろぷりこらむ編集部 (全て見る)
- デザインにおけるレイアウト|同じ要素でも伝わり方に差が出る - 2024年10月12日
- 写真をレタッチしてワンランク上の印刷物を発行しよう - 2024年10月12日
- マーケティングにおけるデザインの重要性|必要性や役割について解説 - 2024年9月15日