【冊子印刷】知っておくと便利な冊子サイズ
2021.09.24冊子印刷冊子印刷を印刷会社に依頼する際には、サイズの選択を行わなければなりません。
冊子のサイズにはさまざまな種類があり、「いろんなサイズからどれでも自由に選ぶことができる」ともなれば非常に迷ってしまうのではないでしょうか?
今回は冊子印刷として、知っておくと便利な冊子サイズについていくつか具体的に使用されているものをご紹介していきます。
一般的な冊子サイズについて
一般的によく用いられる冊子サイズをいくつかご紹介します。
A4サイズ(210mm×297mm)
一般的な冊子サイズの中でもとくに多く使用されているのがA4サイズです。
「どのサイズにすれば良いか迷う…」という場合でも、とりあえずA4サイズを選んでおくと間違いないのではないでしょうか?
冊子印刷でのA4サイズの代表的な用途としては企業の会社案内や製品パンフレットなどが挙げられるでしょう。
標準的なコピー用紙と同じサイズであり、多くの情報量を少ないページ数でまとめられるという点がメリットとして挙げられます。
B5サイズ(182mm×257mm)
B5サイズは先述したA4サイズより小さめではあるのですが、小さすぎるということもなく、丁度良いサイズ感の冊子サイズになります。
このサイズで主に用いられている印刷冊子と言えば、雑誌類が挙げられるでしょう。
インパクトがありつつ、ビジュアルや文字も見やすいサイズ感であるため、雑誌を作るという方はこちらのサイズを選んでみてはいかがでしょうか?
A5サイズ(48mm×210mm)
A4の半分のサイズであるA5サイズ。
このサイズの印刷冊子と言えば、「教科書」が代表的なものとして挙げられるのではないでしょうか?
教科書はほとんどがこのサイズで作られています。
冊子が非常にコンパクトで持ち運びにもぴったりだと言えます。
B6サイズ(128mm×182mm)
B6サイズの印刷冊子として代表的なものには、漫画の単行本が挙げられます。
多くの単行本はこのサイズで作られていると考えて良いでしょう。
このサイズよりも小さくなってしまうと、漫画に描かれたイラストが見えづらく
なってしまうので、漫画を作るという場合はこちらのサイズを選ぶのがおすすめです。
A6サイズ(105mm×148mm)
こちらのA6サイズは、文庫本でよく見られるサイズです。
シンプルに文字のみを書き連ねる文庫本であれば、こちらのサイズのものが読みやすくて良いでしょう。
また作成コストとしてもほかのものに比べると抑えることができます。
冊子の綴じ方によっても仕上がりが変わる!
冊子の短い辺の方を綴じる「短辺綴じ」、冊子の長い辺の方を綴じる「長辺綴じ」どちらの綴じ方にするかによっても仕上がりが大きく変わります。
長辺綴じは、さまざまな書籍や資料などで使われている縦方面に綴じた冊子になります。
長い辺を綴じてあげる方が丈夫な仕上がりになりやすいとされています。
また日本語は左から右に向かっての読み方であるため、「長辺綴じ・横開き」の仕上げ方法が一番おすすめだと言われています。
一方、短辺綴じは横方面に綴じた冊子で、絵本・便箋・メモ帳などに用いられています。
そのほか取扱説明書の種類によっては、「短辺綴じ・横開き」の仕上げ方法が使われていることがあります。
冊子の短い辺の方を綴じる「短辺綴じ」、冊子の長い辺の方を綴じる「長辺綴じ」について詳しくは以下のコラムでご紹介しております。
おわりに
今回は冊子印刷として、知っておくと便利な冊子サイズについていくつか具体的に使用されているものをご紹介しました。
一般的な冊子サイズとしては、5種類のサイズが挙げられることが分かりました。
しかし印刷物の種類によって、適している冊子のサイズは異なります。
今回ご紹介したサイズ以外にも、いろんな大きさの冊子を作ることができます。
「どのような冊子を作るのか」という内容を明確にしたうえで、その冊子にぴったり合ったサイズを選ぶようにしましょう。


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