冊子の自費出版とは?印刷を依頼する際の注意点などをご紹介
2022.07.05冊子印刷これから本を出版したいけれども、どうやって出版をすれば良いかが分からない方もいることでしょう。
出版社とのつながりが無い方や、知人や友人に配布することが目的の方は、「自費出版」という形で出版することになります。
本記事では、冊子の自費出版とは何か、業者に印刷を依頼する際の注意点などをご紹介します。
冊子の自費出版とは?
冊子の自費出版とは、作者や著者が冊子の制作・出版に必要な費用をすべて負担する仕組みの出版方法で、一定の資本が必要です。
一般的な冊子では、下記のものが必要となるため、それらをすべて自分で用意するか、印刷業者に依頼して用意してもらいます。
- コンテンツや原稿を作るための、パソコンなどの端末や環境
- コンテンツや原稿を作るための、Wordなどのソフト・アプリ
- 印刷用紙
- 原稿を紙面に出力するためのプリンター
- 製本時に原稿を止めるホチキス本体・ホチキスの針
- 表紙・カバーを制作するための紙
自費出版の冊子は出版社が仲介しないため、一般書店などへの流通ルートや販売数は確保されておらず、流通ルートをつないでほしい場合は専門の業者に依頼する必要があります。
流通ルートの対義語にあたるものは「商業出版」であり、こちらは出版社が介しているため流通ルートが確保されているといった特徴を持ちます。
自費出版のメリット
自費出版は商業出版のようにノルマが課せられておらず、作家の選考などがありません。
そのため、自費出版のメリットは、下記の3つが挙げられます。
- 作家デビューとしてのハードルが低い
- 自分のペースで出版することができる
- 自分の考えや意見を第三者に共有することができる
つまり、ある程度自由に出版できる点が自費出版のメリットと言えます。
注意点としては、先述の通り出版までに必要な資金が、すべて自費によるものであることが挙げられます。
業者ごとに見る、印刷を依頼する際の注意点
自費出版を取り扱っている業者は、業態ごとにさまざまな特徴を持ちます。
こちらでは、それぞれの業者が持つ特徴をご紹介します。
印刷会社系の業者
印刷会社系の業者に依頼した際のメリットは、ほかの業者と比べるとコストが抑えられる点がメリットです。
注意点としては、印刷を専門で行っている業者が多いため、原稿の整理や構成、レイアウトなどには対応していないこともあります。
出版社系の業者
出版社系の業者でも、自費出版を受け付けてくれることがあります。
冊子や書籍を印刷することに長けている出版社では、ほかの業者よりも質が高い冊子を製本してくれます。
また、有名な出版社が製本した場合、その企業のネームバリューにより、本のイメージアップを図ることもできます。
しかし、その分製本料が高めに設定されていることがあります。
自費出版専門の業者
自費出版を依頼する業者の中には、自費出版を専門で取り扱っている業者も存在します。
こちらの業者は出版社系の業者と同様に、原稿の整理や構成、レイアウトなどのクオリティが高く、質の高い冊子を作ることができます。
一方、出版社と比べると知名度が低い業者もあるため、ネームバリューによる本のイメージアップは期待できません。
新聞社
新聞社も印刷を行っているため、自費出版を受け付けていることがあります。
新聞社も出版社系の業者と同様に質の高い冊子を製本しますが、知名度が高い場合は製本料金が高くなる傾向にあります。
おわりに
本記事では、自費出版についてご説明しました。
自費出版は出版までにかかる費用をすべて自分で支払うことで出版する方法で、下記のようなメリットがあります。
- 作家デビューとしてのハードルが低い
- 自分のペースで出版することができる
- 自分の考えや意見を第三者に共有することができる
自分のペースで作家デビューをしたい方は、自費出版を利用してはいかがでしょうか。
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