おしゃれでかっこいいパンフレットをデザインする際のポイント
2025.11.05|ネット印刷・デザイン
企業や店舗の魅力を伝えるうえで、パンフレットのデザインは印象を大きく左右します。
おしゃれでかっこいいデザインは、ブランドイメージを引き立て、見た人の心を惹きつける重要な要素です。
ターゲットに合わせた配色や構成を工夫することで、より効果的な販促ツールに仕上がります。
本記事では、おしゃれでかっこいいパンフレットをデザインする際のポイントについて解説します。
パンフレットにおしゃれ・かっこよさは必要?

パンフレットの目的は、情報を伝えるだけではなく、購入や契約に至ってもらう第一段階として「興味を持ってもらうこと」にあります。
そのためには、内容だけでなくデザイン性も非常に重要です。
おしゃれでかっこいいパンフレットは、読者にポジティブな印象を与え、企業の信頼性を高めます。
見た目と内容のバランスが重要
しかし、見た目を優先しすぎると情報が伝わりにくくなることもあります。
そのため、ブランドの個性とメッセージが一貫したデザインに落とし込まれているかどうかが重要です。
目的やターゲット層に合わせた「ちょうど良いデザインバランス」を意識することで、読み手に自然と共感を生むパンフレットが完成します。
おしゃれでかっこいいパンフレットがもたらす効果

デザイン性の高いパンフレットは、見る人の感情に訴えかけ、ブランド価値を高めます。
たとえば、洗練されたレイアウトや上質な紙質は「信頼感」や「高級感」を印象づけます。
こうしたデザイン要素は、購買意欲や問い合わせ数の向上にもつながります。
また、展示会やイベントで配布された際に、他社との差別化を生む効果もあります。
「この会社はデザインにもこだわっている」という印象が、読者の記憶に残る可能性が高まります。
つまり、デザインの質はそのまま企業のイメージ戦略に直結します。
おしゃれでかっこいいパンフレット作成のコツ

パンフレットは、まず見てもらわなければ購入や契約といった成果につながりません。
多くの読者に見てもらえるようなパンフレットにするには、おしゃれだったりかっこよかったりといった、視覚的な魅力が不可欠です。
こちらでは、おしゃれでかっこいいパンフレット作成のコツをご紹介します。
コンセプトに合った配色
配色はパンフレットの印象を決定づける要素です。
企業や商品の個性を正確に伝えるには、「誰に・何を・どんな印象で」届けたいのかを明確にする必要があります。
たとえば、スタートアップ企業であれば未来感を表すブルーやグレー、自然派ブランドならアースカラーを基調としたトーンが効果的です。
配色による心理効果
赤は行動を促す色、青は信頼、緑は安心感を与える色として知られています。
トーン・オン・トーン(同系色で統一)を活用すれば、落ち着きと統一感を演出できます。
逆にトーン・イン・トーン(対比色を用いた構成)で視覚的インパクトを出すのもおすすめです。
最終的に重要なのは「ターゲットがどう感じるか」を基準に色を決めることです。
余白を活用
余白の取り方によって、パンフレットのデザイン性は大きく左右されます。
視覚的にスペースを設けることで、要素が整理され、読み手に安心感を与えます。
文字や画像を詰め込みすぎたパンフレットは、情報が多くても読まれにくい傾向があります。
余白もデザインの要素と認識することが重要
余白は単なる空白ではなく、読む人に「余韻」を感じさせる重要なデザイン技法です。
そのため、余白を「情報を引き立てるデザイン要素」として扱うことを意識しましょう。
たとえば、メインビジュアルの周囲に大胆な余白を設けると、高級感や信頼感が生まれます。
また、余白をグリッド設計と連動させることで、視線の流れを自然に誘導できます。
掲載する情報の整理
パンフレットは限られた紙面の中で情報を伝えるツールであることから、「伝えるべき情報を選び、順序立てる」編集力がデザイン以上に求められます。
まずは、目的とターゲットを定義し、情報を「理解→共感→行動」へ導く構成を意識しましょう。
重要度の高い情報は見開きの最初や中央に配置し、補足情報は小見出しやサブエリアで補うのが鉄則です。
また、視覚的階層を明確にすることで、読者はストレスなく情報を理解できます。
「1ページ1テーマ」を意識し、不要な情報は思い切って削除することが、デザインを引き立てる第一歩です。
表紙へのこだわり
表紙はパンフレットの「第一印象」を担います。
表紙デザインを軽視すると、どれほど中身が良くても手に取ってもらえません。
ここでは、メッセージ性と視覚的訴求を両立させる工夫が求められます。
キャッチコピーは510文字程度でシンプルに
ロゴや写真の配置は黄金比(1:1.618)や三分割構図を意識するとバランスよく見えます。
紙質の変更も考えてみる
マット系なら落ち着き、光沢紙ならスタイリッシュな印象を強調できます。
表紙の段階で「ブランドの姿勢」を感じさせることができれば、信頼度は格段に上がります。
プロによる写真撮影
写真のクオリティは、パンフレット全体の完成度を左右します。
プロカメラマンが撮影した写真は、光・構図・質感の再現力に優れ、読み手の感情を動かします。
特に製品パンフレットでは、商品が「どのように使われるのか」を伝えるライフスタイルカットが効果的です。
また、印刷時の解像度(350dpi以上)を確保することも重要です。
低解像度の画像は印刷時にぼやけて見え、全体の品質を損ねます。
効果的なイラストの挿入

イラストは、情報を直感的に伝えるビジュアル要素として有効です。
特に、複雑な工程説明や企業理念など、文字だけでは伝わりにくい内容に効果を発揮します。
トーン&マナーを守りながら、写真とイラストをバランス良く配置することがポイントです。
また、ベクターデータ形式(AIやSVG)を使用することで、印刷サイズを変更しても劣化しません。
イラストレーターに依頼する際は、ブランドの世界観を共有し、統一感あるビジュアル展開を意識しましょう。
レイアウトの調整
レイアウトは情報を整理し、読みやすくするための設計図です。
グリッドシステムを活用することで、ページ全体の整合性を保ちながら自由度のあるデザインを作れます。
また、視線の流れをZ型・F型パターンで設計すると、読者が自然に重要情報へ導かれます。
フォント選定もレイアウトの一部
見出しには太字のゴシック体、本文には明朝体を用いるなど、文字のリズムをつくることで可読性が向上します。
さらに、余白や行間の調整によって「呼吸のあるデザイン」を実現できます。
このように、おしゃれでかっこよく、読者に読んでもらえるようなパンフレットにはさまざまな工夫・考えが盛り込まれています。
しかし、どのような工夫や考えを盛り込めばよいかが分からなくなることがあります。
そのような場合、業種やジャンルにとらわれず、流通しているカタログに目を通してみると良いでしょう。
「こんなデザイン技法があったのか」「この見せ方、良いな」など、気付きを得られると思います。
おわりに
本記事では、おしゃれでかっこいいパンフレットをデザインする際のポイントについて解説しました。
配色や余白、情報設計といった基本を押さえることで、見た目だけでなく機能的にも優れたパンフレットが作れます。
印刷通販サービスを活用すれば、プロ品質の仕上がりを手軽に実現可能です。
ブランド価値を高める一冊として、ぜひデザイン性にこだわったパンフレット制作を検討してみてください。
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