【ネット印刷豆知識】利用目的別の印刷の種類について
2021.12.27ネット印刷・デザイン「書籍を出版したい」「大量のチラシを作成したい」など、さまざまな物の印刷を考えられている方がいらっしゃるかと思います。
会社に置いているコピー機で印刷しても、思ったような出来上がりにならないと感じたことはないでしょうか。
本記事では利用目的別の印刷の種類についてご説明します。
印刷物による分類
こちらでは、印刷物ごとに分けた印刷方法をご説明します。
商業印刷
商業印刷とは、商品のプロモーションやマニュアル操作など、宣伝や業務に使用する物を印刷する印刷方法です。
作成物にはパンフレットやチラシ、社内報、マニュアル、会社案内などがあります。
商業印刷を利用する団体は一般企業や財団法人など、社会に属するほとんどの組織が挙げられます。
商品のプロモーションや社内共有用の資料を印刷したい方は、商業印刷による作成がおすすめです。
出版印刷
出版印刷とは、新聞社や出版社など、消費者や特定の読者に対して情報を伝えるための物を印刷する方法です。
作成物には雑誌や文庫本、単行本、参考書、地図などがあります。
出版印刷を利用する団体は先述の通りで新聞社や出版社など、いわゆる発行元となる組織が挙げられます。
消費者に対して何かしらの情報を伝える物を印刷したい方は、出版印刷による作成がおすすめです。
事務用印刷
事務用印刷とは、事務用品などビジネスシーンで使用する物を印刷する方法です。
作成物には名刺や手紙、ノート、通帳、帳票などがあります。
事務用印刷を利用する団体は一般企業や財団法人、協会、政治家など、社会に属するほとんどの組織が挙げられます。
事務用品など、ビジネスシーンで使用する物を印刷したい方は事務用印刷による作成がおすすめです。
証券印刷
証券印刷とは、金銭や金銭に代わる、有価証券を印刷する方法です。
作成物には株券や商品券、チケット、金銭などがあります。
証券印刷を利用する団体は金融機関や郵便局など、お金の代わりとなる証券を発行している企業が挙げられます。
有価証券の偽造や改ざんが困難な物が必要となるため、特殊なインキや用紙を使用する点がほかの印刷方法と異なります。
そのため、有価証券を印刷したい方は証券印刷で発行する必要があります。
特殊印刷
特殊印刷とは、商品を包むものや紙面以外への印刷をする方法です。
作成物には段ボールや包装紙、封筒、布地へのプリントなどがあります。
利用する団体は一般企業や財団法人だけでなく、スポーツチームやイベント業者などさまざまです。
紙面だけではなく、布地やパッケージなどに印刷したい方は特殊印刷を行う必要があるので、印刷ができるのか、費用や納期、ロットなどを印刷業者に相談してから作成を進めましょう。
印刷の種類を選ぶコツ
以上のように、印刷方法は発行物によりさまざまです。
対象となる印刷物に最も適した印刷方法は、どのように選ぶのでしょうか。
結論、印刷会社に相談してみるのが確実です。
例えば同じ物を作る際でも、印刷の種類が違うと発色や手触りだけではなく、製造コストなども変わります。
そのため、初めて印刷をする場合や製造ができるのかがわからない場合は、印刷会社に相談してみましょう。
おわりに
本記事では利用目的別の印刷の種類についてご説明しました。
印刷方法には商業印刷、出版印刷、事務用印刷、証券印刷、特殊印刷といった種類があります。
それぞれ最適な印刷物があるため、「どの印刷方法が一番良い」というわけではありません。
印刷物ごとに最適な印刷方法を選択することで、より完成度の高い印刷物に仕上げることができます。
印刷方法がわからない、印刷できるのかがわからないといった場合は、印刷会社に相談するようにしましょう。
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