【ネット印刷基礎知識】「トナー」と「インク」の違いについて

2021.12.02印刷

トナーとインクの違い

会社や私用などで、必要な情報を印刷する際には紙だけでなくインクやトナーを使用します。

トナーやインクは液体なのか粉末なのかによって、着色料の組成形状が異なります。

本記事では、トナーとインクの違いについてご紹介します。

 

トナーとは?

トナーとは

トナーとは黒鉛や顔料を付着させた、樹脂でできた粉末上の着色剤です。

色はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色があり、表現する色によって使われるトナーの色が変わります。

例えばパープルを表現する際はシアンとマゼンタ、グリーンを表現する際はシアンとイエローのトナーが使用されます。

色の濃淡は使用するトナーの量や組み合わせによって調整されます。

また、印刷物は普通紙だけでなくレーザープリンタ専用紙、再生紙、OA用紙など幅広い選択肢がありますので、シーンごとに用紙を使い分けることができます。

トナーでの印刷により作られる印刷物はチラシやフライヤー、セミナー資料や会議資料など、比較的部数が少ない印刷物が対象となります。

トナーはインクに比べてカートリッジ代などのランニングコスト安いものが多く、文章や図面の印刷に向いている一方、色の再現度はインクに劣るという特徴を持ちます。

 

インクとは?

インクとは

インクとは染料や顔料を用いた液体の着色剤です。

色はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックだけでなく、ピンクや水色など、メーカーによってはより多くの色が用意されていることがあります。

インクもトナーと同様、表現する色によって使用するインクが変わります。

例えばパープルを表現する際はシアンとマゼンタ、もしくはパープルのインクがある場合はそのままパープルのインクが使用されます。

色の濃淡は使用するインクの量や色の組み合わせで調整されます。

また、インクが染み込みやすい用紙が印刷対象です。

光沢紙などの場合、インクが染み込まないため印刷ができないこともあります。

インクはトナーに比べて色の再現度が高く写真印刷などに適している一方、使える用紙が決まっているので選択肢がトナーよりも少ないという特徴を持ちます。

インクでの印刷で作られる印刷物は染料で作られたインクなのか、顔料で作られたインクなのかによって変わってきます。

こちらでは、染料と顔料の違いについてご紹介します。

 

染料インク

塗料の粒子が小さく、水に溶けきっているインクを指します。

染料インクが印刷物に付着すると、印刷物の内部まで浸透するため、クリアで鮮やかな発色になります。

塗料の粒子が細かいので印刷物の中まで入っていくイメージです。

対象となる印刷物には写真用紙、光沢紙、ファイン紙など表面がつるつるとしたものが挙げられます。

発色が鮮やかで、さまざまな用紙に印刷ができる一方、インクが乾くまでに時間がかかる点・水に濡れるとにじんでしまう点はデメリットであるといえます。

 

顔料インク

塗料の粒子が大きく、水に溶けきっていないインクを指します。

顔料インクが印刷物に付着すると、表面にのみ色が付着するのでにじむことなく印刷することができます。

塗料の粒子が大きいので印刷物の中まで入っていかないイメージです。

対象となる印刷物には普通紙やマット紙、画材紙、ファインアート紙など、表面がつるつるとしていないものが挙げられます。

文字や色をくっきりと出すことができ、にじみにくい性質をもつ一方、色の鮮やかさでは染料インクに劣ります。

 

おわりに

本記事では、トナーとインクの違いについてご紹介しました。

トナーとは黒鉛や顔料を付着させた、樹脂でできた粉末上の着色剤です。

インクとは染料や顔料を用いた液体の着色剤です。

また染料とは塗料の粒子が小さく、水に溶けきっているインクを指し、顔料は塗料の粒子が大きく、水に溶けきっていないインクを指します。

何を、どれくらい印刷するかによってトナー、インクだけでなく、染料、顔料などの選択肢が変わります。

印刷物を決める際は、優先される条件を固めて最適な印刷方法で作成しましょう。

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タグ : インク トナー ネット 印刷
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