【ネット印刷基礎知識】さまざまな印刷の種類をご紹介
2021.12.02ネット印刷・デザイン「自社ロゴが入った紙袋をつくりたい」「社内報を発行したい」といった要望をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
印刷するものが決まっていても印刷方式が決まっていないと、予想していたものとは違う仕上がりになってしまうことがあります。
本記事では、印刷分野、印刷方式に分けてさまざまな印刷の種類をご紹介します。
印刷分野
こちらでは、印刷物ごとに分けた、印刷分野についてご紹介します。
出版印刷
新聞や雑誌など、出版物への印刷を指します。
新聞や雑誌のほかに、写真集やイラスト、単行本などもあります。
商業印刷
活動報告書や社内報など、一般の企業や事業活動に関する印刷を指します。
商業利用されるもののなかにはチラシやリーフレット、ポスターなどもあります。
包装印刷
段ボールや包装紙など、包装物への印刷を指します。
段ボールや包装紙のほかに、紙パッケージやフィルム、ラベルなどもあります。
事務用印刷
伝票や封筒など、事務用品への印刷を指します。
伝票や封筒のほかに、納品書や請求書、名刺等もあります。
証券印刷
株券や磁気カードなど、金銭の代わりに使用される証券への印刷を指します。
株券や磁器カートのほかに、小切手やクレジットカードなどもあります。
印刷の種類
こちらでは、印刷方法ごとに分けた、印刷の種類や版式についてご紹介します。
種類1:凹版印刷
インクを付ける版材の凹部分にインクを付け、印刷物に印刷する方法です。
凹部分の深さを調節することで色の濃淡をつけます。
凹版印刷のなかには、グラビア印刷があります。
グラビア印刷
版材と印刷物を密着させ、版材の上から圧力をかけて凹部分に残ったインキを印刷物に転移させる印刷方法です。
種類2:凸版印刷
インクを付ける版材の凸部分にインクを付け、印刷物に印刷する方法です。
色の濃淡は網点(あみてん)と呼ばれる細かい点で表現します。
凸版印刷のなかには、活版印刷やフレキソ印刷などの種類があります。
活版印刷
活字を組み合わせて作られた版材を用いて行う印刷方法です。
フレキソ印刷
ゴムや樹脂で作られた版材を用いて、段ボールや布などに印刷する方法です。
種類3:平版印刷
インクを付ける版材が平らで、水と油が反発しあう性質を利用した印刷方法です。
印刷する箇所に親油性のインクを使用し、印刷しない箇所に親水性の液体を使用します。
色の濃淡はインクそのものの濃淡で表現します。
平版印刷のなかにはオフセット印刷もあります。
オフセット印刷
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色がそれぞれ色付けられた版材を用意し、上から重ねて印刷物に塗りつける印刷方法です。
種類4:孔版印刷
インクを通すことができる小さな孔が開いた部分と、空けていない部分をつくり、孔が開いている部分からインクを出すことで印刷する方法です。
色の濃淡はインクそのものの濃淡で表現します。
スクリーン印刷
孔の開いた版材にインクを載せ、ヘラで印刷物に押し出す印刷方式です。
おわりに
本記事では、印刷分野、印刷方式に分けてさまざまな印刷の種類をご紹介しました。
印刷物ごとに分けた印刷分野には出版印刷、商業印刷、包装印刷、事務用印刷、証券印刷の5種類があります。
印刷方法は大きく分けて凹版印刷、凸版印刷、平版印刷、孔版印刷の4種類があります。
それぞれの印刷方法のなかにもグラビア印刷や活版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などがあります。
印刷分野や印刷方法は印刷物によってさまざまな組み合わせで印刷されます。
もしも印刷したいものが決まっているようでしたら、印刷業者であれば最適な印刷方法を提案してくれるでしょう。
印刷方法がわからなくても、印刷物やイメージが決まっているようでしたらぜひ当社にご相談ください。
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