ネットでハガキを印刷する場合の注意点や印刷の種類をご紹介
2022.03.31ネット印刷・デザイン印刷を依頼する方の中には、ハガキを使用したい方もいらっしゃるかと思います。
ハガキの印刷には、他の印刷物と注意点などは違うのでしょうか。
本記事では、ネットでハガキを印刷する場合の注意点や、印刷の種類をご紹介します。
ネットでハガキを印刷する場合の注意点
ネットでハガキの印刷を依頼する際には、後述する印刷時と郵送時に注意しましょう。
印刷時に注意をすること
ハガキを印刷する際には、専用の用紙を使用しなければなりません。
ハガキには通常ハガキ、往復ハガキなどさまざまな種類があるため、用途によって使い分けます。
通常ハガキは重さが2g~6g、サイズが15.4cm×10.7cm以内のもの、往復ハガキは4~12g、サイズが15.4cm×10.7cm以内のものと郵便約款第22条で決まっています。
ハガキ以外の用紙や封筒を使用すると、定形外郵便物となり、送料が上がってしまうこともあるため注意が必要です。
デザイン面については使用する用紙の色、フォント、イラスト、画像解像度などに注意が必要です。
- 使用する用紙の色
記載文字が読めるように白色、もしくは淡い色を使用しなければなりません。
- フォント
印刷時に文字化けしたり、にじんだりしないようなものを選びましょう。
- 画像解像度
粗い画像を使用するとハガキの見栄えが悪くなることがあります。
集客を目的としたハガキの場合、成果が出にくくなってしまうこともあるため、大きめのサイズを選びましょう。
郵送時に注意をすること
郵送をする際には、記載した住所すべてを印刷できているかの確認だけではなく、郵便約款に基づいたものが印刷できているかを確認しましょう。
たとえばハガキの表面に広告を入れる場合、縦長の場合は下半分、横長の場合は左半分を使用することが郵便約款で決められているため、それらを守られているかが挙げられます。
また切手を貼る枠のサイズも16×20mmと決められているため、「料金別納郵便」を送付する際には必要に応じて適正サイズの印字を行わなければなりません。
ネットで印刷を依頼できるハガキの種類
こちらでは、ネットで印刷を依頼できるハガキの種類をご紹介します。
官製ハガキ
郵便局が製造した、切手が印刷されたハガキのことを指します。
「官製」とは、政府が作ったという意味を持ちますが、現在では郵政民営化により厳密には官製ハガキではありません。
しかし、現在でも郵便局などで売られているハガキを通称として官製ハガキと呼びます。
往復ハガキ
官製ハガキに含まれる、発信用と返信用が1枚の紙につながったハガキを指します。
はじめから折られているものや折られていないものもありますが、投函時は2つ折りの状態でなければなりません。
四面連刷ハガキ
4枚のハガキが1枚になった状態のものです。
4枚同時に印刷をするとコストパフォーマンスが高いため、主に印刷会社が購入します。
国際郵便ハガキ
日本以外の国に送るためのハガキです。
航空便(エアメール)で、世界各国へ均一料金で送ることができます。
日本で販売されているものの中には、日本文化をイメージしたイラストが記載されているものもあります。
おわりに
本記事では、ネットでハガキを印刷する場合の注意点や、印刷の種類をご紹介しました。
ネットでハガキを印刷する際には、印刷時と郵送時に注意をしなければなりません。
印刷を依頼できるハガキには、通常の官製ハガキや往復ハガキ、四面連刷ハガキなどが含まれます。
販促物や返答の可否によって、最適なハガキを選びましょう。
出典:日本郵便株式会社Webサイト(https://www.post.japanpost.jp/about/yakkan/)
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